毎月のチラシ・ポスター制作、
外注から内製化にする判断基準
毎月発生するチラシ・ポスター・PDF資料・帳票制作を、外注から内製化できるか判断する方法を解説。Excelやフォーム入力から制作物を自動生成する仕組みにできる場合があります。
毎月のように、同じようなチラシやポスターを外注していませんか。
イベント案内。
料金表。
スケジュール表。
店頭掲示物。
社内向け資料。
顧客向けPDF。
毎回ゼロから作るものなら、外注する意味があります。
ただ、内容や形がある程度決まっている制作物なら、毎回外注しなくても、社内で作れる仕組みにできる場合があります。
大事なのは、外注をすべてやめることではありません。
外注した方がいいものと、内製化できるものを分けることです。
外注を続けた方がいい制作物
まず、外注を続けた方がいいものがあります。
1. 毎回デザインが大きく変わるもの
キャンペーンごとに世界観を変える。
撮影やコピーライティングが必要。
ブランドイメージに大きく関わる。
こういう制作物は、デザイナーや制作会社に頼む意味があります。
2. 一度きりの重要な制作物
会社案内。
採用パンフレット。
大型キャンペーンのメインビジュアル。
展示会用の大きな資料。
こうしたものは、時間をかけて外部の力を借りた方がよい場合があります。
3. 判断が人の感性に大きく依存するもの
写真選び、コピー、構成、デザインの方向性など、毎回考えることが多い制作物は、無理に自動化しない方がいいです。
毎月の外注制作物、内製化できるか一緒に診断します。
まずは1種類から始められます。
内製化しやすい制作物
一方で、内製化しやすい制作物もあります。
1. 毎回フォーマットが同じもの
同じレイアウトで、日付や商品名、価格、スケジュールだけが変わるものです。
たとえば、
- 月間スケジュール表
- 店頭ポスター
- 料金表
- メニュー表
- イベント一覧
- 上映スケジュール
- 報告書PDF
- 案内チラシ
- 社内掲示物
このようなものは、入力する情報が決まっていれば、自動生成できる可能性があります。
2. ExcelやCSVに元データがあるもの
制作物の元になるデータがExcelやCSVで管理されている場合、内製化しやすいです。
日付。
時間。
商品名。
価格。
場所。
担当者。
説明文。
これらを手でデザイナーに渡しているなら、そのデータを使って自動生成できるかもしれません。
3. 修正が毎回同じように発生するもの
「日付を直してください」
「価格が変わりました」
「この行を追加してください」
「順番を入れ替えてください」
こうした修正が毎回起きているなら、外注先とのやり取り自体が負担になっています。
社内で生成できれば、修正も早くなります。
内製化のメリット
外注費を減らせる
毎月発生する制作物は、1回ごとの金額が大きくなくても、年間で見ると積み上がります。
毎月3万円なら年間36万円。
毎月5万円なら年間60万円。
複数の制作物があれば、さらに増えます。
すべてを内製化する必要はありません。
まずは、毎月必ず発生するものから見直すだけでも効果があります。
待ち時間を減らせる
外注では、依頼して、確認して、修正して、再確認する時間が発生します。
急ぎで出したいのに、外注先の都合で待つ。
修正したいだけなのに、メールの往復が必要になる。
社内で生成できれば、この待ち時間を減らせます。
担当者が自分で修正できる
日付や価格、文言の修正を社内でできるようになると、現場の動きが早くなります。
特に、頻繁に情報が変わる制作物では大きなメリットがあります。
どうやって自動生成するのか
よくある方法は、Excelやフォームに入力した内容から、決まったレイアウトのPDFや画像を出力する仕組みです。
流れはシンプルです。
- 必要な項目を入力する
- データを取り込む
- 決まったデザインに流し込む
- PDFや画像として出力する
- 必要に応じて保存・再出力できるようにする
最初にデザインの型を作っておけば、次回からは情報を入れるだけで制作物を作れます。
実例:上映スケジュールのポスター制作を自動化
OwL35の既存実績には、上映編成表のデザイン自動生成システムがあります。
中堅上場企業向けに、毎回デザイナーへ外注していた顧客向け上映スケジュールのポスター制作を、Excelデータのインポートだけで即時生成できる仕組みにした事例です。
プロジェクト規模は88万円で、外注コストや制作リードタイムの削減につながる内容として掲載されています。
このように、毎回同じルールで作っている制作物は、外注から内製化できる可能性があります。
判断基準
次の項目に多く当てはまるなら、内製化を検討する価値があります。
- 毎月、同じような制作物を外注している
- レイアウトがほぼ決まっている
- 変更されるのは日付、価格、スケジュール、商品名など
- 元データがExcelやCSVにある
- 修正依頼が毎回発生している
- 外注先とのやり取りに時間がかかっている
- 急ぎで出したいのに待ち時間がある
- 年間の外注費が積み上がっている
逆に、毎回デザインの方向性を考えるもの、一度きりの重要な制作物、ブランド表現が中心のものは、外注を続けた方がよい場合もあります。
まずは1種類だけでいい
最初からすべての制作物を内製化する必要はありません。
まずは、毎月必ず発生していて、フォーマットが決まっているものを1つ選びます。
その1つを自動生成できるようにする。
使ってみる。
修正する。
必要なら別の制作物にも広げる。
この順番が現実的です。
まとめ
毎月のチラシやポスター制作は、すべて外注すべきとは限りません。
毎回デザインが変わるものは、外注する意味があります。
一方で、レイアウトが決まっていて、情報だけが変わる制作物は、社内で作れる仕組みにできる場合があります。
外注をやめることが目的ではありません。
毎月同じように発生する作業を、社内で回せるようにすることが目的です。
よくある質問
デザイナーに頼んでいる制作物でも内製化できますか?
内容によります。毎回レイアウトが同じで、変更される情報が決まっているものは内製化しやすいです。
デザインの品質は落ちませんか?
最初に決まったデザインの型を作れば、毎回同じ品質で出力しやすくなります。ただし、毎回新しい表現が必要なものは外注の方が向いています。
ExcelからPDFや画像を作れますか?
設計次第で可能です。Excelやフォーム入力の内容をもとに、PDFや画像を出力する仕組みを作れます。
1種類の制作物だけでも相談できますか?
相談できます。最初は1種類から始める方が、費用も運用も現実的です。
外注を全部やめる必要がありますか?
ありません。外注すべきものと、内製化できるものを分けることが大切です。
毎月外注しているチラシ、ポスター、PDF、帳票があるなら、内製化できるか確認できます。
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